#6 料理初心者さんが知っておくとするハードルが下がるかもしれない個人的経験を語ろう。
自炊を始めて20年(長いな!)。家族の料理を作り始めて4年(早いな…)。そして共働きでご飯を作り始めて1年弱。
その経験から、あまり経験がなくても料理をする際にこれだけ考えておけば何とかなる!と思ったことをまとめておこうと思う。
◯とりあえず味噌汁の作り方とご飯の炊き方を身につければ生きていける。
これは本当にそう思っている。
ご飯は炊飯器での炊き方を知っていれば十分だ。今は優秀な炊飯器たちが美味しく炊いてくれる。
味噌汁は結構いろいろ合う。定番の野菜や豆腐の他、魚だって肉だってなんだって入れていい。具材を入れるコツがあるとすれば、野菜:肉or魚:きのこor海藻=2:1:1になるようにすることか。これで栄養バランスをとっているつもりになっている。少なくとも、偏ってはいないと思う。それでいいと思う。意外とお薦めなのは唐揚げやチキンナゲット。おいしい出汁がでる。半分〜1/4くらいに切って入れると食べやすい。
味噌汁の味噌を豆乳や醤油やに替えたら鍋になる。鍋も作れるようになる。具材を入れるコツがあるとすれば、野菜:肉or魚:きのこor海藻=2:1:1になるようにすることか。栄養バランスをとっているつもりだ。
◯野菜は2種類。色が濃い野菜と色が薄い野菜。
いろんな野菜がいろんなビタミンを含んでいるけれど、色が濃いか薄いかで分けるだけでもバランス取れそうな気がする。両方入っていて、色が薄い野菜を気持ち多めにすれば良いんじゃないか。
野菜はバランスよく摂れと言われるが、最初はこのくらいから始めたほうが気楽なんじゃないかと思う。
◯一食のバランスを知りたかったら和食の定食屋さんがいい見本になるかもしれない。
最初は栄養バランスをどう整えればいいかわからなかった。栄養学とか勉強しようとしてみても、新たな学びを自分なりに理解してそれを実際の料理に落とし込むのは、あまりに労力がかかりすぎた。
だったら、もう完成されているものを真似すればいい。一番分かりやすいのが和食の定食だと思う。定食屋さんの主菜は量が多すぎるけれど、何をどう用意したらいいかを知るには抜群の教材だと思う。
◯必要に迫られれば否が応でもできるようになる。
私がまだ独身だったとき、自分のために作るご飯はつまらなかった。まじめに作っても他の人と食べて味わう機会がなくて、つまらなかったのだと思う。だからほとんど味噌汁、炒め物、ご飯で終わっていて、レシピらしいレシピは何も増えなかった。
料理の技術がぐんと伸びたのは結婚してからだ。誰かのために作るようになった。子どもが生まれて栄養を考えるようになった。どれも必要に迫られて、だ。
独身当時、料理の腕が伸びないことに悩んでいたけれど、今なら当時の自分に「大丈夫。必要に迫られて伸びるから、無理に身につけようと焦らなくて大丈夫」と言いたい。
料理はめんどくさい。大変だ。手間もかかるし、時間もかかる。でも人と食べたり、分け合うのはとても楽しいことだと思う。
今日も美味しい、と食べてくれる家族に感謝してる。